2017年4月18日火曜日

源氏九郎颯爽記 白狐二刀流

山田洋次監督がこの作品を日本映画喜劇編べスト100の中に取り上げた。そんなに面白いのかとBDで鑑賞しました。なんと監督が巨匠加藤泰で知らなかった。三部作で面白倶楽部に連載された柴田錬三郎の作品。幕末の尊皇攘夷の夢に踊る人々との交流が描かれていました。最後悪人の密輸貿易商人播州屋を源氏九郎は正義の剣でなぎ倒す。痛快時代劇。快心した今出川兼親と恋人志津子や同心幸田を残して九郎は再び何処ともなく去って行った。文句なく格好良いこの役は中村錦之介しか演じられない程の出来栄えでした。圧倒的な剣の立ち振る舞いは長屋に寝起きして庶民ともうまく溶け合っている九郎。そのギャツプは錦之介の不思議な魅力を醸し出してくれている。

0 件のコメント:

コメントを投稿